日本地球惑星科学連合2018年大会

講演情報

[JJ] ポスター発表

セッション記号 O (パブリック) » パブリック

[O-02] 高校生によるポスター発表

2018年5月20日(日) 13:45 〜 15:15 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 7ホール)

[O02-P26] ネオジム磁石球を用いた地磁気の測定

*宮本 悠史1、*石黒 駿斗1牧野 楓也1佐藤 琉聖1 (1.札幌日本大学高等学校)

キーワード:地磁気、磁気双極子モーメント、ネオジム磁石球

本研究の目的は、ネオジム磁石球を用いて地磁気を簡便に測定する方法を確立することである。我々は、これまでの研究で、ネオジム磁石球間に働く磁気力と球心間距離の関係から磁石球の磁気双極子モーメントが求められることを見出した。磁石球の磁気双極子モーメントを求めるこの方法を方法Aと呼ぶ。一方、ネオジム磁石球を糸でつるし、自由振動させると、磁石球が地球磁場中で単振動をすることが知られている。このときの単振動の周期、磁石球の慣性モーメントおよびその地点の地磁気の水平分力から磁石球の磁気双極子モーメントを求めることができる。この方法を方法Bと呼ぶ。方法Bによって、我々はネオジム磁石球の振動周期を測定し、磁石球の磁気双極子モーメントを求めた。本実験の方法Bから求めた磁気双極子モーメントの値は、我々が以前行った方法Aから求めた値と一致した。この結果は、我々が求めた磁石球の磁気双極子モーメントの値が信頼できることを示している。結論として、磁気双極子モーメントおよび慣性モーメントが既知であるネオジム磁石球を用い、振動の周期を測定することで、簡単に地球上各地の磁場を知ることができる。我々が考案した簡便な方法Bは、宇宙空間で磁場の強さを求めることにも応用できる。