[O02-P41] スプライトの同時観測および解析について
キーワード:高高度発光現象、スプライト、3D化
1.研究の概要
高高度発光現象スプライトの立体構造を明らかにするために、他校との同時観測によってスプライトの3D化を行った。また、雷の発生地点とスプライトの位置関係や雷の電流値とスプライトの本数の関係についての考察も行った。今回3D化したスプライトは、昨年度観測された12月12日の0時10分に発生した本数8本のカラムスプライトと11月16日の0時5分に発生した非常に本数の多いカラムスプライトである。
2.3D化の方法
同時観測に成功した他校のデータとの対応関係を実物模型を作成することで把握し、仰角と方位角をもとにSpriteAnalyzerで発生した高度、緯度、経度を求める。 それらの情報をExcelで整理し、FluxPlayerにプログラミングすることにより3D化する。12月12日のイベントでは高知小津高校、磐田南高校との同時観測のデータを、11月16日のイベントでは奈良高校との同時観測のデータを用いた。なお11月16日に発生したイベントは非常に大きかったため実物模型を作ることが難しく、班員で話し合いながら確実に対応関係があると予想されるものからSpriteAnalyzerに入力し、高度や発生位置が極端に外れたものがあれば修正を行う、という地道な作業により3D化を行った。
3.調査・考察
原因となる雷のデータは(株)フランクリンジャパンから提供を受けた。雷の発生地点とスプライトの位置関係についての調査を行った。12月の8本のイベントでは、雷とスプライトの中心との距離は4.2km、11月の38本のイベントでは、スプライトの中心との距離は24.3kmであった。また、雷の電流値とスプライトの本数の関係では12月の8本のイベントの原因と考えられる雷の電流値は101kA、11月の38本のイベントでは電流値は270kAだった。本校の過去の研究の中で雷の電流値とスプライトの本数の相関についての先行研究を調べたところ、正の相関がみられることが報告されている。このデータに今回観測された二つのスプライトのデータを加えて考察を行った。
高高度発光現象スプライトの立体構造を明らかにするために、他校との同時観測によってスプライトの3D化を行った。また、雷の発生地点とスプライトの位置関係や雷の電流値とスプライトの本数の関係についての考察も行った。今回3D化したスプライトは、昨年度観測された12月12日の0時10分に発生した本数8本のカラムスプライトと11月16日の0時5分に発生した非常に本数の多いカラムスプライトである。
2.3D化の方法
同時観測に成功した他校のデータとの対応関係を実物模型を作成することで把握し、仰角と方位角をもとにSpriteAnalyzerで発生した高度、緯度、経度を求める。 それらの情報をExcelで整理し、FluxPlayerにプログラミングすることにより3D化する。12月12日のイベントでは高知小津高校、磐田南高校との同時観測のデータを、11月16日のイベントでは奈良高校との同時観測のデータを用いた。なお11月16日に発生したイベントは非常に大きかったため実物模型を作ることが難しく、班員で話し合いながら確実に対応関係があると予想されるものからSpriteAnalyzerに入力し、高度や発生位置が極端に外れたものがあれば修正を行う、という地道な作業により3D化を行った。
3.調査・考察
原因となる雷のデータは(株)フランクリンジャパンから提供を受けた。雷の発生地点とスプライトの位置関係についての調査を行った。12月の8本のイベントでは、雷とスプライトの中心との距離は4.2km、11月の38本のイベントでは、スプライトの中心との距離は24.3kmであった。また、雷の電流値とスプライトの本数の関係では12月の8本のイベントの原因と考えられる雷の電流値は101kA、11月の38本のイベントでは電流値は270kAだった。本校の過去の研究の中で雷の電流値とスプライトの本数の相関についての先行研究を調べたところ、正の相関がみられることが報告されている。このデータに今回観測された二つのスプライトのデータを加えて考察を行った。