日本地球惑星科学連合2018年大会

講演情報

[JJ] ポスター発表

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[O-02] 高校生によるポスター発表

2018年5月20日(日) 13:45 〜 15:15 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 7ホール)

[O02-P70] 「等粒状組織の本質とは」

*佐々木 晴務1、*加藤 大樹1瀬尾 まどか1 (1.千葉県立柏高等学校)

キーワード:等粒状組織、顕晶質、非顕晶質

「等粒状組織」とは,中高の教科書に記載されているよく知られた深成岩の組織である.ところが,その説明されている内容は,実際の深成岩の組織とはかけ離れたものである.なぜそうなったのかについて調べるとともに,深成岩の組織を表す用語について見直してみた.
調べていく中で,次のようなことがわかってきた.海外では火成岩の分類は一般的に,肉眼でphaneritic(顕晶質=粒々が認められる)に対して aphanitic(非顕晶質),その中間にporphyritic(斑状)が位置づけられている.細粒の玄武岩は肉眼では粒々が認められないのでaphanitic(非顕晶質),porphyriticは深成岩と噴出岩の双方として扱っていることがわかった.