[O02-P70] 「等粒状組織の本質とは」
キーワード:等粒状組織、顕晶質、非顕晶質
「等粒状組織」とは,中高の教科書に記載されているよく知られた深成岩の組織である.ところが,その説明されている内容は,実際の深成岩の組織とはかけ離れたものである.なぜそうなったのかについて調べるとともに,深成岩の組織を表す用語について見直してみた.
調べていく中で,次のようなことがわかってきた.海外では火成岩の分類は一般的に,肉眼でphaneritic(顕晶質=粒々が認められる)に対して aphanitic(非顕晶質),その中間にporphyritic(斑状)が位置づけられている.細粒の玄武岩は肉眼では粒々が認められないのでaphanitic(非顕晶質),porphyriticは深成岩と噴出岩の双方として扱っていることがわかった.
調べていく中で,次のようなことがわかってきた.海外では火成岩の分類は一般的に,肉眼でphaneritic(顕晶質=粒々が認められる)に対して aphanitic(非顕晶質),その中間にporphyritic(斑状)が位置づけられている.細粒の玄武岩は肉眼では粒々が認められないのでaphanitic(非顕晶質),porphyriticは深成岩と噴出岩の双方として扱っていることがわかった.