16:05 〜 16:35
[O04-02] 研究者のためのコミュニケーション術
★招待講演
キーワード:コミュニケーションスキル、人間関係、会話術
人間のストレスの多くは対人関係ストレスによるものであり、余計なストレスを増やさず、仕事でもプレイベートでも他者と良好な関係を築くためには、やはりコミュニケーションがカギを握る。
コミュニケーションとは一般的に言葉のキャッチボールを想像されることが多いが、コミュニケーションの構成要素は言葉だけではない。心理学者のアルバート・メラビアンは、話し手が聞き手に与える影響がどのような要素で形成されるかを測定した。その結果、話し手の印象を決めるのは「言葉意外の非言語的な要素で93%の印象が決まってしまう」ということが分かった。言語的な情報が相手に与える印象は7%しかなく、表情、視線、姿勢、声のトーンなど非言語的な要素が与える影響のほうがはるかに大きい。
また、コミュニケーションを深める際には、相手に伝えるだけでなく、相手の話を聴くスキルも重要である。私たちは相手の言語・非言語的情報から、相手に聴く姿勢があるかどうかを判断しながらコミュニケーションを図る。相手に聴く姿勢が感じられなければ話してのコミュニケーション意欲は低下し、消極的なコミュニケーションになる。
コミュニケーションを深める際に重要な「きく」には、Hear(聞く)Listen(聴く)Ask(訊く)の3つがあるが、相手とのコミュニケーションを深めるには、中でもListen(聴く)とAsk(訊く)を織り交ぜながら会話することで深まる。
コミュニケーションは仕事でも重要なスキルの一つであり、コミュニケーション能力が長けている人は人との関係が広がり深まることからビジネスチャンスを掴みやすい傾向がある。
また、仕事のみならずプレイベートでの人間関係においてもコミュニケーションスキルは重要である。50歳まで一度も結婚したことがない人の割合を示す「生涯未婚率」について2015年の国勢調査の結果、男性で23.37%、女性で14.06%にのぼったことが分かり、過去最高を更新している。「婚活」という言葉が世の中に定着した通り、現代は当たり前のように結婚する時代は終わり、パートナーを得る努力が求められる時代となった。
また、厚生労働省が発表した「平成27年人口動態統計の概要」によると、婚姻件数は63万5156組であるのにたいし、離婚件数は22万6215組だった。この数字から3組に1組が離婚していることがわかる。主な離婚原因で「性格の不一致」が上げられるが、婚姻生活では、家族構成の変化や病気などのライフイベントによって、考え方や価値観の違いが露呈することの連続である。自分とパートナーの違いに気づき、互いの考えを理解しながら乗り越えていくには高度なコミュニケーションスキルが求められる。生涯を共にする伴侶を得るためにも、そして婚姻生活を維持するためにも良好なコミュニケーションを重ねていくことが必要である。
当日はコミュニケーション術について、言語的な要素と非言語的な要素を合わせたデモンストレーションを行いながらコミュニケーションの基礎について紹介する。
コミュニケーションとは一般的に言葉のキャッチボールを想像されることが多いが、コミュニケーションの構成要素は言葉だけではない。心理学者のアルバート・メラビアンは、話し手が聞き手に与える影響がどのような要素で形成されるかを測定した。その結果、話し手の印象を決めるのは「言葉意外の非言語的な要素で93%の印象が決まってしまう」ということが分かった。言語的な情報が相手に与える印象は7%しかなく、表情、視線、姿勢、声のトーンなど非言語的な要素が与える影響のほうがはるかに大きい。
また、コミュニケーションを深める際には、相手に伝えるだけでなく、相手の話を聴くスキルも重要である。私たちは相手の言語・非言語的情報から、相手に聴く姿勢があるかどうかを判断しながらコミュニケーションを図る。相手に聴く姿勢が感じられなければ話してのコミュニケーション意欲は低下し、消極的なコミュニケーションになる。
コミュニケーションを深める際に重要な「きく」には、Hear(聞く)Listen(聴く)Ask(訊く)の3つがあるが、相手とのコミュニケーションを深めるには、中でもListen(聴く)とAsk(訊く)を織り交ぜながら会話することで深まる。
コミュニケーションは仕事でも重要なスキルの一つであり、コミュニケーション能力が長けている人は人との関係が広がり深まることからビジネスチャンスを掴みやすい傾向がある。
また、仕事のみならずプレイベートでの人間関係においてもコミュニケーションスキルは重要である。50歳まで一度も結婚したことがない人の割合を示す「生涯未婚率」について2015年の国勢調査の結果、男性で23.37%、女性で14.06%にのぼったことが分かり、過去最高を更新している。「婚活」という言葉が世の中に定着した通り、現代は当たり前のように結婚する時代は終わり、パートナーを得る努力が求められる時代となった。
また、厚生労働省が発表した「平成27年人口動態統計の概要」によると、婚姻件数は63万5156組であるのにたいし、離婚件数は22万6215組だった。この数字から3組に1組が離婚していることがわかる。主な離婚原因で「性格の不一致」が上げられるが、婚姻生活では、家族構成の変化や病気などのライフイベントによって、考え方や価値観の違いが露呈することの連続である。自分とパートナーの違いに気づき、互いの考えを理解しながら乗り越えていくには高度なコミュニケーションスキルが求められる。生涯を共にする伴侶を得るためにも、そして婚姻生活を維持するためにも良好なコミュニケーションを重ねていくことが必要である。
当日はコミュニケーション術について、言語的な要素と非言語的な要素を合わせたデモンストレーションを行いながらコミュニケーションの基礎について紹介する。