日本地球惑星科学連合2018年大会

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[JJ] ポスター発表

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[O-06] ジオパークがつなぐ地球科学と社会 ー10年の成果と課題ー

2018年5月20日(日) 10:45 〜 12:15 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 7ホール)

コンビーナ:松原 典孝(兵庫県立大学大学院 地域資源マネジメント研究科)、市橋 弥生(佐渡市教育委員会)、小原 北士(Mine秋吉台ジオパーク推進協議会、共同)、大野 希一(島原半島ジオパーク協議会事務局)

[O06-P09] ジオパークエリアを超えて2018

*佐藤 公1竹谷 陽二郎2蓮岡 真3 (1.磐梯山噴火記念館、2.福島県立博物館、3.磐梯山ジオパーク協議会)

キーワード:磐梯山ジオパーク、山岳信仰、日本遺産

磐梯山は古来神々の宿る神聖な山として崇められていた。その勇壮な山体は、天空高くそびえ立つその美しい姿から、天に昇る橋梁を彷彿させ「イワハシの山」とも称されていた。会津盆地に生きる人々にとっては、まさに心象風景に刻まれた故郷の母なる山でもあった。

磐梯山信仰を取り込み東北地方で最も早く仏教文化が花開いた会津。今も平安初期から中世、近世の仏像や寺院が多く残り「仏都会津」と呼ばれる。その中でも平成28年に日本遺産となった「会津の三十三観音巡り」は、古来のおおらかな信仰の姿をいまに残し、広く会津の人に親しまれている。

そこで、日本遺産「会津の三十三観音めぐり」と深い関係にある本ジオパークの寺社・仏閣や、会津の信仰のルーツと言える磐梯山岳信仰や磐梯修験について会津若松市などの案内ガイドと連携しジオツアーを行った。こういった活動を通し、ジオパーク域内と域外の人々が交流することで、日本遺産とジオパークの双方のストーリーがより深みを持ったものに変わっていく。また、この活動が域外の人々に磐梯山ジオパークを伝えることにつながる効果が期待できる。