日本地球惑星科学連合2018年大会

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[JJ] ポスター発表

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[O-06] ジオパークがつなぐ地球科学と社会 ー10年の成果と課題ー

2018年5月20日(日) 10:45 〜 12:15 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 7ホール)

コンビーナ:松原 典孝(兵庫県立大学大学院 地域資源マネジメント研究科)、市橋 弥生(佐渡市教育委員会)、小原 北士(Mine秋吉台ジオパーク推進協議会、共同)、大野 希一(島原半島ジオパーク協議会事務局)

[O06-P29] 土佐清水ジオパーク構想プロジェクトチームの取り組み

*佐藤 久晃1今井 悟1稲田 香1酒井 満1 (1.土佐清水ジオパーク推進協議会)

キーワード:ジオパーク

土佐清水ジオパーク構想では、平成26年4月、市にジオパーク推進係を設置し、平成27年2月に住民組織を含めた土佐清水ジオパーク推進協議会が発足した。平成29年度の日本ジオパーク認定申請をしたが、「見送り」の判定を受けた。
認定審査報告書で提示された課題を解決しつつ、ジオパーク構想を作り直すために、5月から取り組んでいるイベントやプロジェクトチーム活動などについて報告する。プロジェクトチームは、環境省・高知県職員・土佐清水市職員・市民等で構成されたジオパーク構想の基本設計を話し合う組織である。ジオパーク活動の目的設定やテーマ、具体的なアクションプランまで幅広く議論を行ないながら、住民が参加しやすい意見交換の環境を作ることを目的としている。
プロジェクトチームでは、昨年末からジオストーリーを地域の活動につなげるモデル作りを主な活動とした。地域のお寿司や炊き込みご飯の具材や調理法には地域性があることに注目して、その“飯”がどのように生まれたのかを紐解きながら、それらを弁当にした「ジオ飯」をイベント等で販売を行なった。
今後は、このジオストーリー発案から具体的な取り組みまでつなげる一連の流れを推進協議会の各部会や一般の各団体等と共に進め、同時多発的な取り組みへ展開していく。