日本地球惑星科学連合2018年大会

講演情報

[JJ] Eveningポスター発表

セッション記号 P (宇宙惑星科学) » P-EM 太陽地球系科学・宇宙電磁気学・宇宙環境

[P-EM18] 大気圏・電離圏

2018年5月22日(火) 17:15 〜 18:30 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 7ホール)

コンビーナ:大塚 雄一(名古屋大学宇宙地球環境研究所)、津川 卓也(情報通信研究機構)、川村 誠治(国立研究開発法人 情報通信研究機構)

[PEM18-P08] 波線法によるVLF/LF電界強度計算における電離層モデルの検討

*野崎 憲朗1 (1.情報通信研究機構)

キーワード:超長波/長波、電界強度、波線法、電離層モデル

国際電気通信連合無線通信部門(ITU-R)勧告によるVLF/LF電界強度計算では標準的に勧告P.684-7に記載された放物線電離層モデルが使われる。放物線モデルのパラメータ設定は各種有り、ITU-R法は計算結果は概ね実測に整合するが、正確に測定を再現するには地域と時間によって調整が必要とされる。3.11東北地震後に観測された長波受信信号変動の精密な解析にはIRI電離層モデルのD層オプションが最も再現性が良かった。受信点での電界強度は地表波と、空間波のベクトル合成で表現される。地表波と1ホップ波が卓越する距離で日変化を実測と計算を比較し、最適なモデル、パラメータの設定を報告する。