日本地球惑星科学連合2018年大会

講演情報

[EJ] ポスター発表

セッション記号 S (固体地球科学) » S-GD 測地学

[S-GD02] 測地学一般・GGOS

2018年5月23日(水) 10:45 〜 12:15 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 7ホール)

コンビーナ:松尾 功二(国土地理院)、横田 裕輔(海上保安庁海洋情報部)、若杉 貴浩(国土交通省国土地理院)

[SGD02-P07] 固体地球内部の熱流束と一日の長さの変化

*角田 忠一1 (1.なし)

キーワード:外核熱流束、内核成長、一日の長さ

マントル内部の長期変化で一日の長さの変化に及ぼす変化は外核の表面(CMB)及び冷却する内核との境界(ICB)付近の安定層変化にある。外核を圧縮流体とし、マントル内の一日の長さの変化に及ぼす大きさを求める。内核のthermal windの効果は未知の量が多いため除外する。その結果外核角運動量の変化量は -7.23.10-5となり固体内核が 375 km の深さから現在の深さまで成長する時間を考慮すると 2.7 Ga(Kumazawa et al.,1994) 及び 1.0 Ga(Labrosse et al.,2001) の場合はそれぞれ -0.87. 10-13 yr-1, -2.35. 10-13 yr-1 となる。これは現在知られている潮汐作用による長期変化 d omega/omega = -3.8. 10-10yr (Rocheser,1973)より小さい。