[SSS09-P14] 火山監視を目的としたGNSSデータのwebツールの構築
キーワード:GNSS
気象庁では、2017年8月に火山監視を目的とした火山監視情報システム(以降、VOIS)を更新し、GNSSデータの解析もこの新しいVOISで行うようになった。従来のGNSSデータ解析システムでは2点間の基線長及び比高データを蓄積してきたため、保存されていなかった2点間のデータを容易に用いることが困難であった。気象庁では解析したGNSSデータの蓄積方法を見直し、国土地理院が公開している日座標値(F3)に類似した各観測点の座標値データを蓄積するようになった。この蓄積方法の見直しによって、任意の2点間の基線長及び比高、任意の観測点を基準としたそれぞれの観測点の3成分の変位データ(南北、東西、上下)を用いることができるようになった。
気象庁では、このGNSSの座標値データを用いて複数の時系列グラフを表示できる火山監視を目的としたwebツールを開発した。具体的には、以下の4つの方法でのグラフ表示が可能である。
・固定点を設定しないそれぞれの観測点の3成分変位データ(南北、東西、上下)
・任意の観測点を基準としたそれぞれの観測点の3成分の変位データ(南北、東西、上下)
・任意の観測点を基準としたそれぞれの観測点の基線長、水平距離、比高データ
・任意の2点間の基線長、比高データ、任意の3点間の面積ひずみデータ、複数の基線長データを足し合わせたスタッキングデータ
本発表では、このwebツールの紹介を行うとともに、幾つかの地殻変動現象について報告する。
気象庁では、このGNSSの座標値データを用いて複数の時系列グラフを表示できる火山監視を目的としたwebツールを開発した。具体的には、以下の4つの方法でのグラフ表示が可能である。
・固定点を設定しないそれぞれの観測点の3成分変位データ(南北、東西、上下)
・任意の観測点を基準としたそれぞれの観測点の3成分の変位データ(南北、東西、上下)
・任意の観測点を基準としたそれぞれの観測点の基線長、水平距離、比高データ
・任意の2点間の基線長、比高データ、任意の3点間の面積ひずみデータ、複数の基線長データを足し合わせたスタッキングデータ
本発表では、このwebツールの紹介を行うとともに、幾つかの地殻変動現象について報告する。