日本地球惑星科学連合2018年大会

講演情報

[JJ] 口頭発表

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[U-06] 連合は環境・災害にどう向き合っていくのか?

2018年5月23日(水) 13:45 〜 15:15 コンベンションホールA(CH-A) (幕張メッセ国際会議場 2F)

コンビーナ:奥村 晃史(広島大学大学院文学研究科)、川畑 大作(国立研究開発法人産業技術総合研究所地質情報研究部門)、青木 賢人(金沢大学地域創造学類)、座長:奥村 晃史(広島大学)、北 和之(茨城大学)

14:30 〜 14:45

[U06-04] 東北地理学会における災害・防災研究の取組

*村山 良之1 (1.山形大学)

2016-2017年度における東北地理学会の環境災害に関わる研究成果として,以下のとおり報告する。学会誌「季刊地理学」68~69巻においては,論文1本,フォーラム1本が,災害に関するものである。論文は,江戸時代におけるアイヌの人々による有珠山噴火への対応に関するもの,フォーラムは,学校教育における防災学習の取組に関する報告である。学術大会(2016年春:仙台,2017年春:仙台と秋:盛岡,計3回。2016年秋は日本地理学会と共催のため以下に含まない)においては,災害に関連する発表が,2016年春に13件,2017年春に12件,同年秋に10件あった。東日本大震災に関係するものを中心に国内外の様々な災害事例の研究発表があり,地形プロセス,産業復興,人口,防災教育など,内容も多岐にわたる。また,2017年秋の大会時には,岩手県山田町における震災記録等をめぐって,一般公開シンポジウム「津波災害を如何に伝えるか-地元から後世および他地域に-」が開催された。 また,東北地理学会では,東日本大震災に関する書籍刊行を準備中で,今年刊行予定である。上記のいくつかについて,やや詳細な内容を紹介する。