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[U06-06] 日本地震学会の災害に対する取り組み -2017年度の活動を中心として-
キーワード:日本地震学会、事前・事後対応、2017年度
公益社団法人日本地震学会(以下、地震学会)では、主に地震による災害に関する事前・事後対応のための常設委員会を6つ設けている。広報委員会は、1995年兵庫県南部地震を契機に地震学会の広報をより充実させるために設置され、年4回の広報紙「なゐふる」の発行や地震学会ホームページ運営などを通じて、地震に関する情報の発信などを行っている。強震動委員会も1995年兵庫県南部地震を契機に設置され、強震動地震学に関連する研究成果の社会への還元と関連他学会等との調整連絡を主目的とし、3つの調査班を設置して活動している。災害調査委員会は、国内外で発生した地震災害の調査や、その成果の社会への還元に資するために設置され、学術調査団が派遣される場合の学会窓口、学術報告会への協力等を行っている。普及行事委員会は、日本火山学会・日本地質学会と共催で毎年夏に開催している「地震火山こどもサマースクール」を担当し、地震の怖さと緊急対応を伝えるだけの防災教育と、勉強としての理科教育の間に抜け落ちている自然災害の本質を理解する感性を次世代に伝えるために、第一線の研究者が小中高生の視線に立った地形の観察や実験、講義を行い、地域ごとに良質なプログラムを作るための協力を行っている。地震学を社会に伝える連絡会議では、地震学の現状を社会に伝えると共に、社会からの地震学への要請を受け止めて学会員にフィードバックすることを目的としている。ジオパーク支援委員会は、日本ユネスコ国内委員会が認証する日本ジオパーク委員会に対応する組織として、ジオパークの活動の支援を通じて地震学の知識の普及と研究の促進に寄与する活動を行っている。
これらの常設委員会を中心に、2017年度においては地震学会として地震による災害に関連して、以下に示す様々な活動を行ってきた。
□「強震動予測-その基礎と応用」第17回講習会:日程:2017年12月4日、場所:東京工業大学田町キャンパス CIC 1階 国際会議室、主催:強震動委員会、題目及び講師:「地震動予測式の基礎と応用」司 宏俊(東京大学)、「地震波の内部減衰と散乱減衰」中原 恒(東北大学)、「地盤構造の広帯域モデル化に向けて ~物理探査手法の利用と統合」川崎慎治(地球科学総合研究所)、「浅部地盤の非線形応答の取り扱い ~等価線形解析を主に~」大堀道広(福井大学)
□防災推進国民大会2017団体別セッション 講演会「地震研究最前線、いま何が分かって何が伝えられるか、まだ何が分かっていないのか」、日程:2017年11月27日、場所:仙台国際センター 展示棟 会議室3、主催:地震学会、題目・講演者:「地震とは何か?・主催者あいさつ」山岡耕春(名古屋大学)、「東北地方太平洋沖地震と、その後の研究で分かってきた最新の地震研究成果と今後の可能性」松澤 暢(東北大学)、「地震と津波の観測の最前線:観測を防災につなげるために」青井 真(防災科学技術研究所)
□地震学会秋季大会一般公開イベント 一般公開セミナー「鹿児島の地震津波防災を考える―過去の災害に学ぶ―」、日程:10月28日、場所:かごしま県民交流センター(県民ホール)、「2011年東日本大震災の津波とその教訓」佐竹健治(東京大学)、「2016年熊本地震とその教訓」清水 洋(九州大学)、「南九州の地震・津波と防災」中尾 茂(鹿児島大学)
□第43回 日本地震学会 記者懇談会・記者懇親会、日時:2017年10月25日(水)、場所:かごしま県民交流センター C会場(3階大研修室1)、主催:広報委員会
□地震学夏の学校2017、日程:2017年9月12日~14日、場所:北海道大学理学部、主催:地震学会、内容:主として学部学生や大学院生が地球科学関連分野の第一線で研究している研究者の講演を聴く3日間の集中セミナー
□第18回地震火山こどもサマースクール「熊本地震で見つけた大地のヒミツ」、日程:2017年8月9日~10日、場所:益城町交流情報センターおよび益城町各地、内容:益城町や関係学会、熊本大学で作る実行委員会が主催して、小中高生に地震や火山のしくみや大地の営みを体感してもらう
□熊本地震住民セミナー=分かっていたこと、分かったこと、分からないこと、日程:2017年8月10日、場所:益城町交流情報センター、主催:普及行事委員会
□日本地震学会主催シンポジウム「地震発生予測と大震法および地震防災研究」、日程:2017年6月17日、場所:東京大学地震研究所1号館セミナー室、主催:地震学を社会に伝える連絡会議
□第42回日本地震学会記者懇談会・記者懇親会、日程:2017年5月21日、場所:幕張メッセ国際会議場202、主催:広報委員会
□熊本地震 追悼・復興祈念行事、日本学術会議公開シンポジウム/第3回防災学術連携シンポジウム 熊本地震・1周年報告会、日程:2017年4月15日、場所:熊本県庁本館 地下大会議室、【日本地震学会から2名が発表】
これらの常設委員会を中心に、2017年度においては地震学会として地震による災害に関連して、以下に示す様々な活動を行ってきた。
□「強震動予測-その基礎と応用」第17回講習会:日程:2017年12月4日、場所:東京工業大学田町キャンパス CIC 1階 国際会議室、主催:強震動委員会、題目及び講師:「地震動予測式の基礎と応用」司 宏俊(東京大学)、「地震波の内部減衰と散乱減衰」中原 恒(東北大学)、「地盤構造の広帯域モデル化に向けて ~物理探査手法の利用と統合」川崎慎治(地球科学総合研究所)、「浅部地盤の非線形応答の取り扱い ~等価線形解析を主に~」大堀道広(福井大学)
□防災推進国民大会2017団体別セッション 講演会「地震研究最前線、いま何が分かって何が伝えられるか、まだ何が分かっていないのか」、日程:2017年11月27日、場所:仙台国際センター 展示棟 会議室3、主催:地震学会、題目・講演者:「地震とは何か?・主催者あいさつ」山岡耕春(名古屋大学)、「東北地方太平洋沖地震と、その後の研究で分かってきた最新の地震研究成果と今後の可能性」松澤 暢(東北大学)、「地震と津波の観測の最前線:観測を防災につなげるために」青井 真(防災科学技術研究所)
□地震学会秋季大会一般公開イベント 一般公開セミナー「鹿児島の地震津波防災を考える―過去の災害に学ぶ―」、日程:10月28日、場所:かごしま県民交流センター(県民ホール)、「2011年東日本大震災の津波とその教訓」佐竹健治(東京大学)、「2016年熊本地震とその教訓」清水 洋(九州大学)、「南九州の地震・津波と防災」中尾 茂(鹿児島大学)
□第43回 日本地震学会 記者懇談会・記者懇親会、日時:2017年10月25日(水)、場所:かごしま県民交流センター C会場(3階大研修室1)、主催:広報委員会
□地震学夏の学校2017、日程:2017年9月12日~14日、場所:北海道大学理学部、主催:地震学会、内容:主として学部学生や大学院生が地球科学関連分野の第一線で研究している研究者の講演を聴く3日間の集中セミナー
□第18回地震火山こどもサマースクール「熊本地震で見つけた大地のヒミツ」、日程:2017年8月9日~10日、場所:益城町交流情報センターおよび益城町各地、内容:益城町や関係学会、熊本大学で作る実行委員会が主催して、小中高生に地震や火山のしくみや大地の営みを体感してもらう
□熊本地震住民セミナー=分かっていたこと、分かったこと、分からないこと、日程:2017年8月10日、場所:益城町交流情報センター、主催:普及行事委員会
□日本地震学会主催シンポジウム「地震発生予測と大震法および地震防災研究」、日程:2017年6月17日、場所:東京大学地震研究所1号館セミナー室、主催:地震学を社会に伝える連絡会議
□第42回日本地震学会記者懇談会・記者懇親会、日程:2017年5月21日、場所:幕張メッセ国際会議場202、主催:広報委員会
□熊本地震 追悼・復興祈念行事、日本学術会議公開シンポジウム/第3回防災学術連携シンポジウム 熊本地震・1周年報告会、日程:2017年4月15日、場所:熊本県庁本館 地下大会議室、【日本地震学会から2名が発表】