日本地球惑星科学連合2018年大会

講演情報

[JJ] ポスター発表

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[U-08] 地球惑星科学分野における将来計画とロードマップ

2018年5月21日(月) 15:30 〜 17:00 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 7ホール)

コンビーナ:藤井 良一(情報?システム研究機構)、春山 成子(三重大学大学院生物資源学研究科共生環境学専攻)、田近 英一(東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻、共同)、川幡 穂高(東京大学 大気海洋研究所)

[U08-P08] 地球衛星観測システムの構築

祖父江 真一1、*中島 映至1高薮 縁2本多 嘉明4笠井 康子3高橋 暢宏6江淵 直人7山本 晃輔1浅井 和弘5六川 修一2岩崎 晃2金子 有紀1木村 俊義1太田 和敬1三橋 怜1田殿 武雄1 (1.宇宙航空研究開発機構、2.東京大学、3.情報通信機構、4.千葉大学、5.東北工業大学、6.名古屋大学、7.北海道大学)

キーワード:地球衛星観測システム、タスクフォース、日本学術会議

地球温暖化等の社会的大課題に対応して我が国の衛星地球観測システムを構築・運用してゆくことは,政府、省庁のみならず,学界にとっても重要な責務である.日本学術会議の夢ロードマップにおいても,ますますの地球観測の重要性とその利用が謳われている.
また,2017年の日本学術会議からの提言「我が国の地球衛星観| 測のあり方について」 においては,地球衛星観測の戦略的計画推進の必要性、人材育成の体制強化、地球観測データ情報システムの強化、地球観測リテラシーの向上の4つの項目が重要なテーマとして示された.この提言を受け,「今後の宇宙開発体制のあり方に関するタスクフォー ス会合・リモートセンシング分科会(TF)」において,地球衛星観測が将来的に目指すべき姿と戦略的計画推進およびコミュニティの強化についての方策とともに,中長期的および短期的な視点に基づく地球衛星観測計画が提案されている.
本TFの提案に基づき,地球科学先端研究のための地球衛星観測システムの構築を進めていく必要がある.あわせて,本システム構築およびデータの解析研究を進めることで,地球規模の気候変動・水循環メカニズムの解明,地球温暖化予測の精度向上,気象予報の高精度化,災害などの社会課題の解決に資し,Society 5.0の実現に寄与することを目的とする研究計画が必要である.
本発表においては,この地球衛星観測システム構築の短中期構想を概説するとともに,さらに50年の将来展望について俯瞰する.