[E] 口頭発表
セッション記号 A (大気水圏科学)
» A-CG 大気海洋・環境科学複合領域・一般
[A-CG35] 地球規模環境変化の予測と検出
2019年5月29日(水) 15:30 〜 17:00
303 (3F)
コンビーナ:河宮 未知生(海洋研究開発機構)、建部 洋晶(海洋研究開発機構)、立入 郁(海洋研究開発機構)、座長:立入 郁(海洋研究開発機構)、河宮 未知生(海洋研究開発機構)
地球温暖化および関連する人為起源の環境変化により、極端な気象現象の激甚化や海面上昇、海洋酸性化・貧酸素化、そして大規模な生態系変化が生じることが懸念されている。こうした変化を予測するための実験プロトコル(CMIP6)が、2021年公表予定のIPCC第6次報告書に向けて定められ、それに基づいた各国の研究機関での実験結果が得られつつある。CMIP6の他にも、イベントアトリビューションや、環境変化と社会経済の相互作用を取り入れたモデル開発など、様々なタイプの予測研究が盛んになっている。また、環境変化を捉える観測研究や、予測の信頼性検証ための観測データ解析も重要性を増してきている。本セッションでは、地球規模環境変化予測に関する専門的な議論に加え、モデル予測と観測、社会科学との分野横断的な連携も視野に、最新の研究成果報告と討議を行う。なお本セッションは、Future Earth プロジェクト「地球システムの解析・統合・モデリング」AIMES (https://aimesproject.org/) との共同開催である。