セッション情報
[E] ポスター発表
セッション記号 A (大気水圏科学) » A-AS 大気科学・気象学・大気環境
[A-AS03] 大規模な水蒸気場と組織化した雲システム
2019年5月28日(火) 17:15 〜 18:30 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 8ホール)
コンビーナ:三浦 裕亮(国立大学法人 東京大学大学院 理学系研究科 地球惑星科学専攻)、濱田 篤(富山大学)、横井 覚(海洋研究開発機構)、佐藤 正樹(東京大学大気海洋研究所)
水蒸気は放射冷却と凝結による潜熱放出により対流圏の大気大循環を駆動するが、その流れの中には等方的な乱流、層積雲や積乱雲、スコールラインや熱帯低気圧、さらにはマッデン・ジュリアン振動のような大規模現象まで、複雑で豊かな階層構造が形成されている。水蒸気は大きな空間スケールで長い時間をかけて蓄積され、流れに乗って輸送されるが、その凝結は短時間に小さい空間スケールで起こる。また、水蒸気や雲は地球の放射収支にも影響を与えるため、長期の気候変化を調節しているかもしれない。本セッションでは、水蒸気と組織化した雲群の相互作用を記述する湿潤大気科学の確立を将来目標に据え、理論・観測・モデルを問わず幅広い時空間スケールを対象とした研究を募集する。海大陸研究強化年(YMC)の現地観測や放射対流平衡実験のモデル間比較(RCEMIP)などの最新の知見を共有し、研究者間のコミュニケーションを円滑にすることで、長年の困難に対する突破口を開きたい。
*Jing LiU1、Yushu Zhou2、Lianmei Yang1 (1.Institute of Desert Meteorology,CMA、2.Institute of Atmospheric Physics,CAS)
*Jou Ping Hou1、Bo-Shiou Wei1、Li-Zhen Su1 (1.Chung Cheng Institute of Technology)
*Yong Liu1 (1.Institute of Atmospheric Physics, Beijing , China)
*Xinyue Wang1、Hironobu Iwabuchi1 (1.Tohoku Univ.)
*Madam Taqiyya Maulana1、Takeshi Yamazaki1 (1.Tohoku University)
*Lianmei Yang1、Xuefeng Guan1 (1.Institute of Desert Meteorology, China Meteorological Administration,)
*神野 拓哉1 (1.東京大学大学院理学系研究科)
[AAS03-P10] Large-scale deformation of tropical cloud band in the ITCZ detected in NICAM simulations
*西 憲敬1、濱田 篤4、山田 洋平2、那須野 智江2、佐藤 令於奈5、佐藤 正樹3 (1.福岡大学理学部、2.海洋研究開発機構、3.東京大学大気海洋研究所、4.富山大学理工学研究部、5.福岡大学大学院理学研究科)
*Woosub Roh1、Tatsuya Seiki2、Masaki Satoh1、Tempei Hashino3 (1.AORI, the university of Tokyo、2.JAMSTEC、3.Kochi university of technology )
*bo hai Wang1、hua Zhang2 (1.Institute of Atmospheric Physics, Chinese Academy of Sciences、2.State Key Laboratory of Severe Weather, Chinese Academy of Meteorological Sciences)