*松本 廣直1、黒田 潤一郎1、Coccioni Rodolfo2、大河内 直彦3、小川 奈々子3、坂井 三郎3、鈴木 勝彦3、Frontalini Fabrizio2、Mazzoli Andrea2 (1.東京大学理学系研究科地球惑星科学専攻、2.ウルビノ大学、3.海洋研究開発機構)
セッション情報
[J] ポスター発表
セッション記号 B (地球生命科学) » B-CG 地球生命科学複合領域・一般
[B-CG08] 顕生代生物多様性の変遷:絶滅と多様化
2019年5月28日(火) 17:15 〜 18:30 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 8ホール)
コンビーナ:磯崎 行雄(東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻広域システム科学系)、澤木 佑介(東京大学大学院総合文化研究科)
顕生代の生物多様性は生命圏環境の大規模な改変、短期間に強い外力が原因で起きた劇的環境変化と絶滅、そしてその後の放散が繰り返された結果である。突発的かつ大規模な環境変化の究極原因として、マントルプルームの活動などの惑星地球内部でおきる大規模な非可逆的変化およびそれに呼応する間欠的なグローバル物質循環パタンの変化、さらには暗黒星雲との遭遇に始まる銀河宇宙放射線の影響などが推定される。原生代末および顕生代の生物多様性変遷史は5回の大量絶滅によって特徴付けられ、個々にその原因が議論されているが、従来のアプローチだけではその原因や過程の解明には不十分で、未解明問題が残されている。本セッションでは、最新の研究成果がもたらす新しい地質学的視点から、顕生代の生物多様性に関与した古環境変動について改めて議論する。
*澤木 佑介1 (1.東京大学大学院総合文化研究科)