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[ACG45-02] GCOM-C/SGLI標準大気補正手法のアルゴリズムと処理結果
キーワード:海色リモートセンシング、大気補正
2017年12月23日, 海色衛星「しきさい」(Global Climate Observation Mission/ Second Global Imager:GCOM-C/SGLI)が打ち上げられた. SGLIは, 可視・近赤外域(380-870nm)に11バンド, 短波長赤外域(1000-2210nm)に4バンド, 海水のわずかな色の変化を捉える輝度分解能を持ち, 250m解像度で観測することができる. わずかな色の変化を観測するためには, 大気の吸収や散乱の影響の補正(大気補正)が必要である. JAXAの標準アルゴリズムとして使用されているSGLI用大気補正の特徴は, 外洋向けの従来の海色大気補正手法と, 沿岸の高懸濁物質濃度向けの短波長赤外域を使う手法を組み合わせている点である. この大気補正手法による処理結果について, MODISデータとの比較結果を報告するとともに, 残されている課題について説明する.