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[ACG45-08] GCOM-C SGLIデータによる西日本豪雨直後の瀬戸内海の水質・赤潮分布特性
キーワード:赤潮、豪雨、衛星
2018年7月初旬に西日本豪雨災害が発生した.この豪雨の後,瀬戸内海では河川からの大量の土砂流出や赤潮の被害が起こった.一方,2017年12月末に打ち上げられたGCOM-C SGLIは,250mの解像度で,2-3日に1回,Chla(Chlorophyll-a),TSM(Total Suspended Matter),CDOM(Color Dissolved Organic Matter),SST(Sea Surface Temperature),Rrs(Remote Sensing Reflectance)の標準プロダクトデータがJAXA(The Japan Aerospace Exploration Agency)から提供される.本研究では,まず2018年12月に正式リリースされたこれらのプロダクトデータ(レベル2)の精度検証結果が報告される.次に,Rrsプロダクトから瀬戸内海で発生した有害赤潮(主にシャトネラとカレニア)分布の推定手法も検討される.研究の対象期間は主として2018年6月~8月のである.これらの結果としてSGLIプロダクトは,この水域においても目標精度を満たしており,豪雨後約1か月の瀬戸内海における水質分布や赤潮分布の特性が明らかになった.