日本地球惑星科学連合2019年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 A (大気水圏科学) » A-HW 水文・陸水・地下水学・水環境

[A-HW24] 同位体水文学 2019

2019年5月27日(月) 10:45 〜 12:15 105 (1F)

コンビーナ:安原 正也(立正大学地球環境科学部)、風早 康平(産業技術総合研究所活断層・火山研究部門)、大沢 信二(京都大学大学院理学研究科附属地球熱学研究施設(別府))、浅井 和由(株式会社 地球科学研究所)、座長:森川 徳敏(産業技術総合研究所活断層・火山研究部門)、浅井 和由(地球科学研究所)、風早 康平(産業技術総合研究所活断層・火山研究部門深部流体研究グループ)

11:30 〜 11:45

[AHW24-07] 四万十川河川水の化学組成および水素・酸素同位体比の空間分布

*高橋 正明1清水 日奈子1風早 康平1安原 正也2,1 (1.産業技術総合研究所、2.立正大学地球環境科学部)

キーワード:四万十川河川水、水素・酸素同位体比、高度効果、降水量(雨量)効果、内陸効果

2007年12月14〜18日、2008年11月22〜26日、および2009年12月12〜17日に、四万十川水系およびその周辺の小河川(高知県西部および愛媛県南部)の101箇所より109試料を採取し、その水素および酸素同位体比の分析を行った。地理学的パラメータとして緯度(LAT)、標高(ELV)および内陸度(DS)、気象学的パラメータとして年平均気温(MAT)および年平均降水量(MAP)を用い、四万十地域の河川水のδD、δ18Oデータとの関係について考察した。その結果、地理学的パラメータとしてELVおよびDS、気象学的パラメータとしてMAPを説明変数として用いると、四万十地域の河川水のδD、δ18Oの空間分布を詳細に示すことができることがわかった。