日本地球惑星科学連合2019年大会

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 A (大気水圏科学) » A-CG 大気海洋・環境科学複合領域・一般

[A-CG37] 北極域の科学

2019年5月30日(木) 17:15 〜 18:30 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 8ホール)

コンビーナ:漢那 直也(北海道大学北極域研究センター)、庭野 匡思(気象研究所)、中村 哲(北海道大学大学院地球環境科学研究院)、鄭 峻介(北海道大学 北極域研究センター)

[ACG37-P06] 2017/18年冬季の異常な中高緯度大気循環に影響した異常なチャクチ海の海氷減少

*太田 圭祐1立花 義裕1小松 謙介1Vladimir Alexeev2Lei Cai2安藤 雄太1 (1.三重大学大学院 生物資源学研究科、2.アラスカ大学)

キーワード:チャクチ海、海氷

2017/18年冬季は日本全体で平年よりも気温が低く,冬季を通じて気温の負偏差が続く冬となった.特に西日本の平均気温平年差は-1.2℃で,1986/87 年冬季以降の32年間では最も寒い冬となった.2017/18年冬季は北極上空の過去最高値の高気圧偏差を中心とした中高緯度大気循環場が冬季を通じて持続した異常な事例であった.
一方,バレンツ・カラ海と同じく北極海の太平洋側に位置するチャクチ海の海氷は過去最低値を記録した.チャクチ海の異常な海氷減少と2017/18年の寒冬をもたらした異常な大気場との関係の考察は,2017/18年の事例を理解する上で重要であると考えられる.
以上のことから,本研究では寒冬をもたらした2017/18年冬季の異常な中高緯度大気循環について,初冬の異常なチャクチ海海氷減少がもたらす影響について考察することを目的とする.