日本地球惑星科学連合2019年大会

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 G (教育・アウトリーチ) » 教育・アウトリーチ

[G-03] 小・中・高等学校,大学の地球惑星科学教育

2019年5月26日(日) 17:15 〜 18:30 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 8ホール)

コンビーナ:畠山 正恒(聖光学院中学高等学校)

[G03-P01] 中等教育における海洋塩分濃度調査とその考察活動

*中村 亮1 (1.宮城県利府高等学校)

キーワード:海洋塩分、教育的観察活動、経年変化

海洋塩分濃度は高等学校教科書では3.5%程度と教える内容になっている。しかしその塩分濃度は固定性のものではなく,季節差や地域変動もあるであろう。学校の地学教育,また科学系部活動の中での経年観測のさせ方について以下の2つについて論じたい。

(1)海洋塩分濃度を測るのに適した場所

 陸水からの影響をできるだけ排除し,純粋に潮流などの変化を見たい。そのため生徒が制作した海洋収集機器についてまとめた。

(2)注目すべき塩分

 塩化物イオンやアルカリ金属のイオンが多く含まれる。ではどの成分を用いれば海洋の塩分の変化が如実に表れるのか。特に多いNa+とKのイオンの傾向について述べる。