[HCG32-P02] 千葉県小糸川上流の蛇行州の増水による変化
キーワード:蛇行州、小糸川、洪水
小糸川は房総半島中央部の丘陵を源流とし北流して東京湾に注ぐ.上流域の丘陵は中新統~鮮新統安房層群の半固結した砂岩泥岩互層からなり,河道は丘陵を深く刻む穿入蛇行をなしている.河床は平滑な岩盤河床で薄い砂礫の集積がまれにみられる.調査地点(君津市豊英)では蛇行河道の凸側(滑走斜面)に砂礫からなる蛇行州が形成されている.この蛇行州では川の増水(2017年秋の台風)により,州の側方付加と,より径の大きい礫が下流方向に堆積する変化がみられた.