日本地球惑星科学連合2019年大会

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 H (地球人間圏科学) » H-CG 地球人間圏科学複合領域・一般

[H-CG33] 圏外環境における閉鎖生態系と生物システム

2019年5月26日(日) 17:15 〜 18:30 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 8ホール)

コンビーナ:富田ー横谷 香織(筑波大学生命環境系)、篠原 正典(帝京科学大学)、木村 駿太(筑波大学大学院生命環境科学研究科)

[HCG33-P04] 遺伝子から予想される陸棲藍藻Nostocsp. HK-01の閉鎖生態系での利用の可能性

*加藤 浩1木村 駿太2,3富田ー横谷 香織2 (1.三重大学、2.筑波大学、3.東京大学)

キーワード:シアノバクテリア、遺伝子、閉鎖生態系

シアノバクテリア(藍藻)は様々な環境に棲息する光独立栄養生物である。その中でも、宇宙耐性能を持つ陸棲藍藻Nostoc sp.HK-01(NIES-2109、以下HK-01)について研究を進めてきた。HK-01は乾燥耐性を指標として単離された株であり、宇宙環境でも棲息可能な能力を有することから、地球圏外や閉鎖系環境でも利用可能ではないかと予想される。そこで、本発表ではHK-01の全ゲノム配列を用いて閉鎖生態系で有用な遺伝子を検索し、候補遺伝子をもとに利用方法を考察する予定である。