日本地球惑星科学連合2019年大会

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 H (地球人間圏科学) » H-TT 計測技術・研究手法

[H-TT24] 環境リモートセンシング

2019年5月26日(日) 17:15 〜 18:30 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 8ホール)

コンビーナ:島崎 彦人(独立行政法人国立高等専門学校機構 木更津工業高等専門学校)、近藤 昭彦(千葉大学環境リモートセンシング研究センター)、長谷川 均(国士舘大学)、石内 鉄平(宮城大学)

[HTT24-P01] ALOS/PALSARとLANDSAT8/OLIを用いた土地被覆分類の比較と実用化

*木村 圭司1 (1.奈良大学文学部地理学科)

キーワード:土地被覆分類、ALOS/PALSAR、フルポラリメトリ

本研究では、奈良県明日香村におけるALOS/PALSARのLバンドを用いたフルポラリメトリ解析による土地被覆分類図を作成した。そして従来の手法であるLANDSATによる分類の特性や精度などについて、現地調査も踏まえて比較検証を行った。結果、ALOS/PALSAR画像では、森林などの季節変化による影響を受けることはなく、どの季節でもほぼ同じ土地被覆分類図を作成することができた。しかし、電波が届かない山の影となる斜面や鏡面反射をする池などの場所では判別ができなかった。住宅が密集している地域では建築物と認識されるが、まばらな住宅地では建築物と認識されない場所もあった。また、水田では緩やかな地形では判別が十分に可能であった。