[MGI36-P02] 極地研究所における画像プラットフォームとソーシャルメディアとの連携
キーワード:画像検索、データ流通、Omeka、極域、IIIF、Web API
国立極地研究所では南極・北極観測の歴史を記録した画像データ及びそのメタデータの公開プラットフォームを開発中である。NIPR Image Archive (https://image.nipr.ac.jp)として試験的に公開されている。画像プラットフォームで公開される画像は南極・北極における記録写真や映像が含まれており、両極における日本の公的活動を記録してきた画像データである。これらの画像データの利活用やメタデータ流通を効率的に行うため各種外部Webサービスとの連携を視野に入れている。そのため標準規格となるIIIFやWeb API, JSON-LDへの対応を行い、Web上での流通の試験中である。将来的には一般的な画像検索サービスを通じてソーシャルメディア(FlickerやInstagramなど)や各種クラウドサービス上での検索や共有などの流通の強化について対応予定である。本研究発表では、研究機関による画像データの公開の推進に期待されるデータ流通への効果と、ソーシャルメディアや検索エンジンとの連携強化に期待をしている事を紹介する。