日本地球惑星科学連合2019年大会

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-GI 地球科学一般・情報地球科学

[M-GI37] 情報地球惑星科学と大量データ処理

2019年5月26日(日) 17:15 〜 18:30 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 8ホール)

コンビーナ:村田 健史(情報通信研究機構)、本田 理恵(高知大学自然科学系理工学部門)、野々垣 進(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 地質情報研究部門 情報地質研究グループ)、堀之内 武(北海道大学地球環境科学研究院)

[MGI37-P09] 宇宙データを活用するためのハッカソンイベント「SpaceHack 2019」の活動報告

*湯村 翼1菊地 聡1長妻 努1村田 健史1 (1.国立研究開発法人情報通信研究機構)

キーワード:データ利活用、ハッカソン、開催報告

情報通信研究機構では,各研究グループにおいて宇宙に関する様々な観測データを蓄積している.それらのデータの一部はWebサイトにて一般公開している.このデータの活用を促進するため,我々は,宇宙データを活用するためのハッカソンイベント「SpaceHack 2019」を企画した.ハッカソンとは,数日程度の短い期間でシステムやアプリケーションの制作を行うイベントの総称で,有志団体や企業,自治体などによって数多く開催されている.SpaceHack 2019は,機構外の一般参加者を募り,2日間の開催とした.1日目には,イベント概要説明と利用できるデータの説明の後,参加者同士でアイデアをブラッシュアップするアイデアソンを実施する.アイデアソンの結果をもとに,参加者でチームを結成し,開発を始める.開発は2日目の昼まで行い,終了後は成果発表のプレゼンテーションと審査,表彰を行う.SpaceHackでは,科学研究目的に特化したクラウドシステム「サイエンスクラウド」の他,データの転送や処理のために超高速研究開発ネットワークテストベッド「JGN」と大規模エミュレーションテストベッド「StarBED」を参加者に提供する.発表では,SpaceHack 2019の開催概要を報告し,ハッカソンを通じたデータ利活用促進の可能性について議論する.