[MZZ51-P04] 明治期気象観測ネットワーク構築における民間部門の役割
キーワード:気象観測ネットワーク、気象学史、野中千代子、頓野キヨ、田邊タミ、国家気象事業
日本気象学会の前身である東京気象学会(1882~)・大日本気象学会(1888~)の会員録には明治期に計3名の女性の名前が認められる。国家気象事業の構築が官営主導で進められていた時代に、彼女らはいずれも民間部門の人物である。彼女らの出自や経歴を追うことで、明治期の気象観測ネットワーク形成過程における民間部門の役割の一端を明らかにする。