[O08-P03] アポイ岳ジオパークのジオ多様性を伝える方法の検討 -エリア外ジオツアーの取り組みを通して-
キーワード:プレートテクトニクス、ジオパーク、アポイ岳、ジオツーリズム、ジオ多様性、日高山脈
アポイ岳ジオパークは、北海道日高山脈南端に位置する様似町全域をエリアとするユネスコ世界ジオパークである。ジオパークの名前になっているアポイ岳は町東部にそびえる標高810mの山であり、日高山脈の山である。日高山脈は北海道の中央部に南北140kmにわたりそびえる山脈であり、北米プレートとユーラシアプレートが衝突しめくれ上がって形成されたと考えられている。
アポイ岳ジオパークは、プレートテクトニクスや地球活動を理解する上で大事なフィールドである。しかしエリア内だけでは十分に理解をもらうことは厳しいという課題があった。アポイ岳ジオパークの地球活動のコアとなる話は、日高山脈のなりたち及び北海道のなりたちにあり、日高山脈周辺でのジオ多様性を活用したフィールドワークを取り入れることがこの問題解決に有効なのではないかと考えた。また、アポイ岳ジオパークに至るまでの移動中の楽しみ方を整理することで、より楽しめると思われるのだが楽しみ方が整理されていない課題があった。これを整理することでツーリズムにも活用することができ、この地域ならではの生活観を取り上げやすくなる。これらとジオとのかかわりを知ることで、ジオ多様性の大切さの理解につながるのではないかと考えた。このようなねらいをもってエリア外のツアーについて模索した。
本発表では、エリア外の日高山脈周辺のフィールドワーク・ジオ以外も含めた楽しみ方・地域の生活や生態系等の要素を組み合わせることで、どうやってジオ多様性の大切さを伝えるか、どうやって地球活動を理解してもらうかという課題を解決する一手法を提示する。
アポイ岳ジオパークは、プレートテクトニクスや地球活動を理解する上で大事なフィールドである。しかしエリア内だけでは十分に理解をもらうことは厳しいという課題があった。アポイ岳ジオパークの地球活動のコアとなる話は、日高山脈のなりたち及び北海道のなりたちにあり、日高山脈周辺でのジオ多様性を活用したフィールドワークを取り入れることがこの問題解決に有効なのではないかと考えた。また、アポイ岳ジオパークに至るまでの移動中の楽しみ方を整理することで、より楽しめると思われるのだが楽しみ方が整理されていない課題があった。これを整理することでツーリズムにも活用することができ、この地域ならではの生活観を取り上げやすくなる。これらとジオとのかかわりを知ることで、ジオ多様性の大切さの理解につながるのではないかと考えた。このようなねらいをもってエリア外のツアーについて模索した。
本発表では、エリア外の日高山脈周辺のフィールドワーク・ジオ以外も含めた楽しみ方・地域の生活や生態系等の要素を組み合わせることで、どうやってジオ多様性の大切さを伝えるか、どうやって地球活動を理解してもらうかという課題を解決する一手法を提示する。