[SSS10-P13] 東北地方太平洋沖地震後に宮城県沖に誘発された繰り返し地震活動
キーワード:繰り返し地震、東北地方太平洋沖地震、中期的地震予知
2011年の東北沖地震によって誘発された宮城県沖の著しい繰り返し地震活動について詳しく解析した。 繰り返しの地震の震源は、38°38'N、141°54'Eを中心とした直径約1kmの非常に小さなは範囲の、深さ46〜49kmに集中している。繰り返し間隔は、最期には約20日であったが、その後徐々に長くなり、2018年には約100日となった。 地震のマグニチュードは、初期の4.0前後から徐々に小さくなり、2018年には3.4前後となった。この活動について、その繰り返しの規則性に基づいて、中期的な予測が試みたところ、一定の期間については良い結果が得られた。