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[G03-02] ICT機器の活用の違いによる小学生の日食の理解について
キーワード:日食、ICT、小学生、主体的な学習
本研究は、児童の主体的な学習を促進するためのICT機器の効果的な活用を調査するために,日食を題材として、3つの異なる学習スタイル(①児童にプロジェクタで資料を提示し、説明するだけの受け身型の学習,②児童がタブレットを操作する能動型の学習,③模型を活用した疑似体験型の学習)を実施し、児童の理解のしやすさについて、主観的な感想を調査した。その結果、学年に関わらず、資料を提示するだけの説明よりも、タブレットや模型を使った学習の方が理解しやすいとの回答を得た。しかしながら、3次元的な認識がより深く必要な内容については、立体的な模型を使った方が理解しやすいという傾向が得られ、タブレットのコンテンツの見せ方を工夫するか、タブレットと模型をうまく使い分ければ、効果的であると考えられる。