09:30 〜 09:45
[G03-03] 地形から災害リスクを学ぼう
キーワード:防災教育、地形、災害リスク
防災分野における教育の重要性については,「仙台防災枠組2015-2030」の優先行動にも位置付けられるなど,国際的にも認識されている.国内においては、学習指導要領(平成29年3月公示)に防災・安全教育などの充実が図られている.国土地理院は,地形を学ぶ学習単元に狙いをつけ,地理教育の道具箱(http://www.gsi.go.jp/CHIRIKYOUIKU/index.html)を通じて,地形に刻まれた災害リスクを学ぶコンテンツ(以下,「本コンテンツ」という)を公開したので報告する.本コンテンツは学習する者の興味を引くための工夫を3つ取り入れている.
一つ目は,キャラクターと共に地形と災害を学ぶ工夫である.山地・平野・海岸周辺それぞれに特徴的な災害を,住民と共に地形から学び,最終的には身近な地域についてハザードマップポータルサイトで調べることができるように工夫している.
二つ目は,対話型でストーリーを展開していく工夫である.導入では,ことわざから地形と災害の関係を考えるきっかけとなり,展開では災害事例と土地の成り立ちから災害リスクを考えることができ,まとめでは地形と災害の切っても切れない関係を再確認できるように工夫している.
三つ目は,専門用語を分かりやすくイメージするための工夫である.洪水を理解するためには川の特徴を理解しなければいけない.本コンテンツでは流域を学校教育において身近な漏斗で表現するなど工夫している.
国土地理院は,本コンテンツのように地形に刻まれた災害リスクをわかりやすく情報発信していくことで今後も地理教育を支援していく.
一つ目は,キャラクターと共に地形と災害を学ぶ工夫である.山地・平野・海岸周辺それぞれに特徴的な災害を,住民と共に地形から学び,最終的には身近な地域についてハザードマップポータルサイトで調べることができるように工夫している.
二つ目は,対話型でストーリーを展開していく工夫である.導入では,ことわざから地形と災害の関係を考えるきっかけとなり,展開では災害事例と土地の成り立ちから災害リスクを考えることができ,まとめでは地形と災害の切っても切れない関係を再確認できるように工夫している.
三つ目は,専門用語を分かりやすくイメージするための工夫である.洪水を理解するためには川の特徴を理解しなければいけない.本コンテンツでは流域を学校教育において身近な漏斗で表現するなど工夫している.
国土地理院は,本コンテンツのように地形に刻まれた災害リスクをわかりやすく情報発信していくことで今後も地理教育を支援していく.