[G03-P02] 海の出前授業と立方体地球の連携
キーワード:出前授業、海洋科学、立方体地球
日本海洋学会では2016年度より、小学校、中学校、高等学校や市民講座などに海の専門家である学会員を派遣して講義を行うプログラム「海の出前授業」を開始し、海洋科学のリテラシーの向上に貢献する活動を行っています。全国で44名の学会員が派遣講師として登録され、これまでに18件の出前授業が実施(または予定)されています。受講者は、小学生から中高校生、教員、一般市民までと幅広く、授業の内容も、学習指導要領(社会や理科、地学など)に沿ったものから最先端の海洋科学、情報科学までと様々です。2018年度に実施された出前授業の例として、受講者と一緒に海岸でマイクロプラスチックを採集し、海洋シミュレーションを用いてマイクロプラスチックがどこから漂着したのか、海の流れについて考察する体験授業や、進行する地球温暖化や海洋酸性化が海洋の生態系に与える影響について議論する市民講座などがあります。
また、2018年度より、日本科学協会が推進してきた科学に関する出前授業「Cubic Earth-もしも地球が立方体だったら」と連携し、立方体地球に関する出前授業も実施することになりました。この授業は、現実にはあり得ない立方体の地球を仮定して、地球環境の仕組みを考えることにより、私たちが現在住んでいる丸い地球の環境がどのように作られているか、理解を深めることを目的としています。海の分布が大気や海洋の変動を通して、生物やヒトの活動にどのような影響を与えるか、海の役割が十分に議論されています。2018年度には立方体地球に関する授業の依頼が2件あり、高校生だけでなく教員を対象とした出前授業も実施しました。
本発表では、これまで行ってきた海の出前授業や立方体地球に関する情報を共有し、より多くの学生や教員に海洋学の魅力を伝えることを目的としています。
また、2018年度より、日本科学協会が推進してきた科学に関する出前授業「Cubic Earth-もしも地球が立方体だったら」と連携し、立方体地球に関する出前授業も実施することになりました。この授業は、現実にはあり得ない立方体の地球を仮定して、地球環境の仕組みを考えることにより、私たちが現在住んでいる丸い地球の環境がどのように作られているか、理解を深めることを目的としています。海の分布が大気や海洋の変動を通して、生物やヒトの活動にどのような影響を与えるか、海の役割が十分に議論されています。2018年度には立方体地球に関する授業の依頼が2件あり、高校生だけでなく教員を対象とした出前授業も実施しました。
本発表では、これまで行ってきた海の出前授業や立方体地球に関する情報を共有し、より多くの学生や教員に海洋学の魅力を伝えることを目的としています。