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[HCG34-05] 被災地におけるスタディツアーが参加者の抱く訪問先への愛着に与える影響 ‐農学部学生を中心とした福島県飯舘村訪問を事例に‐
キーワード:スタディツアー、農村交流、地域愛着
東日本大震災の被災地での復興が進んでいるが、被害への理解の風化を感じる人は多い。しかし震災を教訓とし、復興後の発展を進めるためには、被災地域外の人に地域の魅力を伝え、交流の機会を作ることが必要である。そこで筆者らは被災地スタディツアーの定期開催を検討している。今年度は2018年10月~11月に、福島県飯舘村を訪問地としたケーススタディとして1泊2日のスタディツアーを3回実施した。ツアー前後には参加者である大学生(計44名)に質問紙調査を実施し、得られた結果を共起ネットワーク分析や因子分析により解析し、本スタディツアーが参加学生の農村への愛着等に対する影響を検証し、今後のスタディツアーについて検討した。