日本地球惑星科学連合2019年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 H (地球人間圏科学) » H-DS 防災地球科学

[H-DS15] 人間環境と災害リスク

2019年5月30日(木) 13:45 〜 15:15 106 (1F)

コンビーナ:青木 賢人(金沢大学地域創造学類)、近藤 久雄(産業技術総合研究所 活断層・火山研究部門)、座長:青木 賢人(金沢大学地域創造学類)

14:30 〜 14:45

[HDS15-04] 大規模水害時における社会的脆弱性の空間的分析東京都葛飾区を事例に−

*連 曉1 (1.筑波大学)

キーワード:GIS、大規模水害、社会的脆弱性

地球温暖化に伴う水害の規模と頻度の増加が指摘されている。一方、高齢化や人口構造の変化、適応策の欠如等による水害の脆弱性が増加されている。水害の脆弱性を低減し、適応能力を増加する必要がある。社会的脆弱性を評価することは水害の脆弱性を低減し、適応能力を増加するためには重要なステップである。

本研究では、MOVEフレームワーク(災害脆弱性評価フレームワーク)を参考にして、社会的脆弱性を曝露度、感受性、対応能力という三つの側面から分析する。具体的には14の指標で社会的脆弱性を評価する指標体系を構築し、情報エントロピー法と地理情報システム(GIS)を用いて、東京都葛飾区の水害の社会的脆弱性の空間的分布を明らかにする。