日本地球惑星科学連合2019年大会

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 H (地球人間圏科学) » H-TT 計測技術・研究手法

[H-TT23] 地理情報システムと地図・空間表現

2019年5月30日(木) 15:30 〜 17:00 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 8ホール)

コンビーナ:小荒井 衛(茨城大学理学部理学科地球環境科学コース)、田中 一成(大阪工業大学工学部都市デザイン工学科)、中村 和彦(東京大学)

[HTT23-P01] 3Dウェブ地図作成サービス,MyMap3Dの開発

★招待講演

*西岡 芳晴1北尾 馨2 (1.独立行政法人産業技術総合研究所、2.合資会社キューブワークス)

キーワード:3D、地図、WebGL、標高、PNG標高タイル

利用者が自由に3Dウェブ地図を作成できるサービスとして,MyMap3Dの開発を行った.

地形作成に使用する標高データは,基本的には国土地理院が提供するPNG形式の標高タイルを使用しており,誰でも無償で利用できる.

デフォルト状態では富士山周辺の国土地理院の標準地図上に,20万分の1日本シームレス地質図V2(産業技術総合研究所)が表示され,ゆっくりと回転する.さらに,表示設定のほとんどの項目を変更できるように設計されており,URLのクエリパラメータを使って指定する.例えば,ベースマップの上に表示する地図はoverlayパラメータで別の地図に変更することができ,WMSやタイルサービス,範囲が既知でWeb上に公開させている地図を指定できる.このほかに指定できるパラメータには,範囲,ズームレベル,高さの誇張係数,背景地図,カメラ設定,光源設定,マーカー,回転速度,標高データソースなどがある.3D地図の表示はthree.jsを介してWebGLを用いて行っている.