[MGI37-P07] 気象衛星「ひまわり」を活用した海況状況監視システムの実証実験
キーワード:気象衛星ひまわり、海況状況、ビッグデータ
我が国において,少子高齢化の影響による第1次産業の跡継ぎ問題が深刻化している。離漁師が増加する一方、若者が漁師として定着していない。漁師の勘や長年の経験で行われていた(可視化できない)作業や知識を引き継ぎ出来ない現状がある。若者の漁師不足は日本の水産業を維持・発展する上で深刻な問題である。
地方の漁師の漁獲量の変化は大きく,また空振漁は燃料代の無駄になり,魚師の生活を圧迫しかねない。漁獲量は海上の風向・速度、海流の方向・速度、海水温、植物性プランクトンの分布状況に左右されている。これらのパラメータは、気象庁やJAXAが取得している膨大なデータ(ビッグデータ)から推定できる。しかし、漁師の期待に沿うようなデータではなくデータの扱いも困難である。
地方の活性化を図る目的で、iPadやiPhoneで日本近海の海況を監視できるアプリ(海況状況監視システム)を我々は開発を進めている。海況状況監視システムの実証を含め漁師関係者にお願いし、海況データや漁獲量を収集・分析を実施した。本講演では、これらの解析結果を紹介する。
地方の漁師の漁獲量の変化は大きく,また空振漁は燃料代の無駄になり,魚師の生活を圧迫しかねない。漁獲量は海上の風向・速度、海流の方向・速度、海水温、植物性プランクトンの分布状況に左右されている。これらのパラメータは、気象庁やJAXAが取得している膨大なデータ(ビッグデータ)から推定できる。しかし、漁師の期待に沿うようなデータではなくデータの扱いも困難である。
地方の活性化を図る目的で、iPadやiPhoneで日本近海の海況を監視できるアプリ(海況状況監視システム)を我々は開発を進めている。海況状況監視システムの実証を含め漁師関係者にお願いし、海況データや漁獲量を収集・分析を実施した。本講演では、これらの解析結果を紹介する。