日本地球惑星科学連合2019年大会

講演情報

[E] 口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-ZZ その他

[M-ZZ50] 越境火山災害をめぐるガバナンス

2019年5月28日(火) 15:30 〜 17:00 304 (3F)

コンビーナ:阪本 真由美(兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科)、中道 治久(京都大学防災研究所附属火山活動研究センター)、荒木田 勝(アジア防災センター)、座長:阪本 真由美(兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科)、中道 治久(京都大学防災研究所)、荒木田 勝(アジア防災センター)

16:35 〜 16:50

[MZZ50-05] 宇宙技術の早期警報への応用と越境型災害への効果的な対応

★招待講演

*鈴木 弘二1 (1.アジア防災センター、神戸大学都市安全研究センター)

キーワード:Space-based technology、Sentinel Asia、QZSS、Early warning message platform、Transboudary disaster

センチネル・アジアの枠組みを通じて宇宙技術は災害リスクの軽減に貢献している。この枠組みでは、これまでほぼリアルアイムで宇宙からの観測・解析情報をオンラインで提供してきたが、緊急対応や災害後の復興計画策定や事業を効率的にするだけではなく、早期警報の発出にもスコープを拡大しようとしている。アジア地域の8つの宇宙機関がアジア各国に衛星データを提供し、緊急対応、地図作成、災害被害の評価、復旧・復興に貢献している。これに加えて日本が開発した準天頂衛星”みちびき”を利用することによって、拡声器やスマホを通じて早期警報を伝達することができるようになった。