日本地球惑星科学連合2019年大会

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-ZZ その他

[M-ZZ51] 地球惑星科学の科学史・科学哲学・科学技術社会論

2019年5月27日(月) 15:30 〜 17:00 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 8ホール)

コンビーナ:矢島 道子(日本大学文理学部)、青木 滋之(中央大学文学部)、山田 俊弘(東京大学大学院教育学研究科研究員)、吉田 茂生(九州大学大学院理学研究院地球惑星科学部門)

[MZZ51-P04] 明治期気象観測ネットワーク構築における民間部門の役割

*山本 哲1 (1.気象庁気象研究所)

キーワード:気象観測ネットワーク、気象学史、野中千代子、頓野キヨ、田邊タミ、国家気象事業

日本気象学会の前身である東京気象学会(1882~)・大日本気象学会(1888~)の会員録には明治期に計3名の女性の名前が認められる。国家気象事業の構築が官営主導で進められていた時代に、彼女らはいずれも民間部門の人物である。彼女らの出自や経歴を追うことで、明治期の気象観測ネットワーク形成過程における民間部門の役割の一端を明らかにする。