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[O03-P04] 墓石地震学による考察
墓石地震学とは地震の揺れによって倒壊した墓石の倒壊率・方向のデータから各種の考察を組み立てる学問である。私たちはそれを用いることで、大地震が起きた地点の地質に迫れるのではないか、と考え調査を開始した。具体的には二つの大震災、大阪北部地震と北海道胆振東部地震である。そして、私たちはフィールドワークを通して幾つかの考察に至った。現在の災害に対する扱い方の問題点、地域ごとの被災状況の差と地質の関係性、そして過去の事例・善光寺地震から見る故郷の地の特性。過去から何を学び、現在がどのようで、未来にどうしていくべきか。それらを考察したものが私たちの研究『墓石地震学による考察』である。