日本地球惑星科学連合2019年大会

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 O (パブリック) » パブリック

[O-03] 高校生によるポスター発表

2019年5月26日(日) 13:45 〜 15:15 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 8ホール)

コンビーナ:原 辰彦(建築研究所国際地震工学センター)、道林 克禎(名古屋大学大学院環境学研究科地球環境科学専攻地質・地球生物学講座岩石鉱物学研究室)、久利 美和(東北大学災害科学国際研究所)、山田 耕(早稲田大学政治経済学術院)

13:45 〜 15:15

[O03-P28] ネオジム磁石を用いた地磁気水平分力の測定

*宮本 悠史1、石黒 駿斗1、髙田 駿1、中山 賢人1 (1.札幌日本大学高等学校)

キーワード:地磁気、ネオジム磁石、磁気モーメント

本研究において、我々は外部電源を必要としない新たな地磁気の測定法を確立することを目的とした。ネオジム磁石を糸で吊るして自由振動させたとき、その周期は地磁気の水平分力、磁石の慣性モーメントおよび磁石の磁気モーメントで決まる。我々はネオジム磁石の磁気モーメントを異なる2つの方法から決定し、スマートフォンを用いて世界各地のネオジム磁石の単振動周期を測定した。その結果、地磁気の水平分力は周期の2乗に反比例し、我々が構築した単振動の理論式から予測される結果と一致した。磁気モーメントが既知の磁石を用いることで、外部電源なしで水平分力を測定できることがわかった。この方法は、宇宙において磁場を測定することにも応用できる。