日本地球惑星科学連合2019年大会

講演情報

[J] ポスター発表

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[O-03] 高校生によるポスター発表

2019年5月26日(日) 13:45 〜 15:15 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 8ホール)

コンビーナ:原 辰彦(建築研究所国際地震工学センター)、道林 克禎(名古屋大学大学院環境学研究科地球環境科学専攻地質・地球生物学講座岩石鉱物学研究室)、久利 美和(東北大学災害科学国際研究所)、山田 耕(早稲田大学政治経済学術院)

13:45 〜 15:15

[O03-P48] 深層海流から世界環境へ

*小久保 太凱1、*塚田 惟人1、*中田 宙希1、*中田 光軌1、*藤田 光1 (1.逗子開成高等学校)

キーワード:海

東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻の日比谷紀之教授より、海の深層循環に存在する深層熱塩循環が表層から深層へ熱を輸送することで、私たちにとって住みやすい環境を形作っており、その深層循環に月が生み出す潮汐流が影響を及ぼしているという報告がある。その潮汐流が海山に当たることによって水中で乱流が発生し、表層の熱が深層に伝えられ、深層水が浮力を得て湧昇するという仕組みである。私たちは、この仮説が正しいか確かめるため潮汐流によって海中で発生する乱流に着目し、海山や海をプラスチック板や水槽などを利用してモデル化して、温度変化を解析したり、流れを可視化したりなどの実験をして海山を駆動することにより上下層間での温度差が小さくなることを確かめたり、水槽中にインクを放って乱流が発生しているのを目視で確認したりして、鉛直上向きの熱輸送をする乱流の存在を確かめることにした。