13:45 〜 15:15
[O03-P55] 月光発電量の予測と実測 ー「日進月歩くん」の開発ー
キーワード:月、発電、追尾
私たちは、天体望遠鏡用赤道儀に太陽光パネルを搭載した装置「日進月歩くん」を開発した。「日進月歩くん」は太陽と月を自動追尾しながら発電することができる。これまでの研究では、LED電球を用いて模擬月光発電を行うことで月光による発電量の予測式を作成した。しかし、この予測式を用いて算出した予測発電量と実測発電量の誤差が64.5%であったため、予測式の精度に問題があったのではないかと考えた。そこで本研究では、月光による発電量の予測式を改良し、新たな予測式を作成した。
本研究では、2つの実験を行った:
実験1)模擬発電実験:実験1では、セロファンを用いてLED電球の光の色を変え、セロファンの色ごとに発電量を測定した。この実験結果から、光の波長による太陽光パネルへの影響を考察した。月光の波長と光のエネルギーの関係(「月光のスペクトル」とする)をもとに、得られた発電量を月光による発電量に補正した。さらに、室内における明るさ(等級)をSky Quality Meter(SQM)を用いて測定し、前述の発電量と組み合わせることで、従来の予測式を改良した。
実験2)実測実験:「日進月歩くん」を用いて実際に月光発電を行い、月光による発電量を実測した。同時に、SQMを用いて夜空の等級を測定し、得た等級と作成した予測式から予測発電量を算出した。
以上の実験結果から、予測発電量と実測発電量の誤差を算出し、新たな予測式の精度について更なる改善点や改善方法を考察した。本研究結果の詳細はポスターセッションにて発表する。
本研究では、2つの実験を行った:
実験1)模擬発電実験:実験1では、セロファンを用いてLED電球の光の色を変え、セロファンの色ごとに発電量を測定した。この実験結果から、光の波長による太陽光パネルへの影響を考察した。月光の波長と光のエネルギーの関係(「月光のスペクトル」とする)をもとに、得られた発電量を月光による発電量に補正した。さらに、室内における明るさ(等級)をSky Quality Meter(SQM)を用いて測定し、前述の発電量と組み合わせることで、従来の予測式を改良した。
実験2)実測実験:「日進月歩くん」を用いて実際に月光発電を行い、月光による発電量を実測した。同時に、SQMを用いて夜空の等級を測定し、得た等級と作成した予測式から予測発電量を算出した。
以上の実験結果から、予測発電量と実測発電量の誤差を算出し、新たな予測式の精度について更なる改善点や改善方法を考察した。本研究結果の詳細はポスターセッションにて発表する。