日本地球惑星科学連合2019年大会

講演情報

[E] 口頭発表

セッション記号 P (宇宙惑星科学) » P-EM 太陽地球系科学・宇宙電磁気学・宇宙環境

[P-EM12] Space Weather and Space Climate

2019年5月27日(月) 15:30 〜 17:00 A04 (東京ベイ幕張ホール)

コンビーナ:片岡 龍峰(国立極地研究所)、Antti A Pulkkinen(NASA Goddard Space Flight Center)、草野 完也(名古屋大学宇宙地球環境研究所)、坂口 歌織(情報通信研究機構)、座長:草野 完也(名古屋大学)

15:45 〜 16:00

[PEM12-20] NICT宇宙天気予報センターにおける宇宙天気予報担当の業務

★招待講演

*酒井 光資1鵜川 健太郎1川原 健太郎1石井 守2久保 勇樹2 (1.株式会社セック、2.国立研究開発法人情報通信研究機構)

キーワード:宇宙天気

情報通信研究機構宇宙天気予報センターでは、宇宙天気の最新24時間概況と今後の予報情報の公開および配信を行っている。
宇宙天気情報の配信は、ISES Regiona Warning Center, Japan として50年以上継続して実施している365日の運用業務であり、その業務を担うのが宇宙天気予報担当員である。
担当員は、毎日、国内外から提供される様々な観測データやシミュレーション結果を収集・分析し、今後24時間の予報を決定するための資料を作成する。
その後、14:30頃に宇宙天気予報会議を開催し、各現象の専門研究者との議論に基づき予報を決定し、16時までに予報を配信する。
月次の定例会を開催し、予報結果を考察し、予報精度向上のためにフードバックしている。
そして、顕著な宇宙天気現象が発生した場合は、即座に臨時情報を配信している。
本発表では、宇宙天気予報担当員の日々の業務内容や予報内容を決定するまでの手順について実際の事例とともに紹介する。
また、年間365日毎日休みなく運用するための工夫などについても紹介する。