[P-EM12] Space Weather and Space Climate

[PEM12-28] 名古屋多方向ミューオン計で観測された宇宙線強度の長周期変動

*宗像 一起¹、Rafael Mendonca²、加藤 千尋¹、徳丸 宗利³ (1.信州大学理学部物理科学科、2.ブラジル宇宙科学研究所、3.名古屋大学ISEE研究所)

キーワード：銀河宇宙線強度の長周期変動、銀河宇宙線のエネルギー・スペクトル、太陽変調

我々は、GMDN（Global Muon Detector Network）による観測データにもとづき、地表ミューオン強度に対する気温効果の補正法を開発した（R. R. S. Mendonca et al., Astrophys. J., 830:88, 2016）。本講演では、名古屋多方向ミューオン計による観測データ（1次宇宙線の平均リジディティー～50GV）を補正し、1970－2016に観測された宇宙線強度を中性子計による観測（～10GV）と比較することにより、11年周期及び22年周期変動のエネルギー依存性について報告する。