[SCG56-P26] 深海マッピングの新時代への挑戦: 無人海底地形調査の国際大会 “Shell Ocean Discovery XPRIZE”
キーワード:Shell Ocean Discovery XPRIZE、GEBCO-NF Alumniチーム、無人調査技術 (USV, AUV)、海底地形調査、マルチビーム測深機、合成開口ソナー
様々な分野で無人技術が発展してきている現代において、海底地形調査の世界においても、無人調査技術が活用されている。特に、深海域において高分解能の海底地形データを取得するために、自立型潜水機器(Autonomous Underwater Vehicle: AUV)が活躍している。今後、AUVの投入回収を含めた深海域マッピングの更なる無人化・自動化を進めるためには、技術革新が必要となっている。このような技術革新を促すために、深海域における無人海底地形調査の国際大会”Shell Ocean Discovery XPRIZE”が、3年間に渡って開催されている。
米国ニューハンプシャー大学では、新時代を切り開く海洋調査技術を積極的に開発しており、その一つの取り組みとして、無人技術を用いた深海域マッピングの国際大会”Shell Ocean Discovery XPRIZE”に、GEBCO-NF Alumni チームが参加している。本チームでは、水路測量技術を学ぶために2017年まで同大学へ留学していた著者が、本チームの一員として、技術の研究開発を強く押し進めてきた。本チームは、2017年11月に開催されたRound 1(準決勝: 水深2000 m級)を通過し、昨年11月にファイナリストとして、水深4000 m級のRound 2(決勝戦)に挑んだ。本稿では、決勝戦であるRound 2を含む、GEBCO-NF Alumni チームのこれまでの取り組みと成果について報告する。
米国ニューハンプシャー大学では、新時代を切り開く海洋調査技術を積極的に開発しており、その一つの取り組みとして、無人技術を用いた深海域マッピングの国際大会”Shell Ocean Discovery XPRIZE”に、GEBCO-NF Alumni チームが参加している。本チームでは、水路測量技術を学ぶために2017年まで同大学へ留学していた著者が、本チームの一員として、技術の研究開発を強く押し進めてきた。本チームは、2017年11月に開催されたRound 1(準決勝: 水深2000 m級)を通過し、昨年11月にファイナリストとして、水深4000 m級のRound 2(決勝戦)に挑んだ。本稿では、決勝戦であるRound 2を含む、GEBCO-NF Alumni チームのこれまでの取り組みと成果について報告する。