日本地球惑星科学連合2019年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 S (固体地球科学) » S-GD 測地学

[S-GD01] 重力・ジオイド

2019年5月28日(火) 13:45 〜 15:15 303 (3F)

コンビーナ:兒玉 篤郎(国土交通省国土地理院)、岡 大輔(地方独立行政法人北海道立総合研究機構環境・地質研究本部地質研究所)、座長:田中 俊行風間 卓仁

13:45 〜 14:00

[SGD01-01] 石岡測地観測局における重力値の季節変動

*冨山 顕1兒玉 篤郎1大森 秀一1平岡 喜文1矢萩 智裕1 (1.国土交通省国土地理院)

キーワード:絶対重力計、季節変動

海外での絶対重力計の観測値の整合性は、国際度量衡委員会(Comité International des Poids et Mesures; CIPM)と国際測地学協会(International Association of Geodesy; IAG)の協力で定期的に開催される国際比較観測によって確認されている。一方、日本国内の絶対重力計については、2002年から毎年、国土地理院が主体となって実施している国内比較観測で整合性を確認しており、2016年からは絶対重力計を保有する国内の関係機関を石岡測地観測局に招聘して実施している。比較観測された結果の妥当性を議論するためには、石岡測地観測局における観測値が外的な要因でどの程度の時間的な揺らぎを持つのか把握しておく必要がある。そのため、同観測局内の基準重力点「石岡FGS」において、絶対重力計FG5による毎月1週間程度の定期観測を1年間実施し、重力値の季節変化等について評価した。本発表では、その結果を報告する。