日本地球惑星科学連合2019年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 U (ユニオン) » ユニオン

[U-03] 地球惑星科学における学術出版の将来

2019年5月28日(火) 09:00 〜 10:30 101 (1F)

コンビーナ:川幡 穂高(東京大学 大気海洋研究所)、小田 啓邦(産業技術総合研究所地質情報研究部門)、座長:小田 啓邦川幡 穂高

09:30 〜 10:00

[U03-02] 学術出版の最新動向とこれからのジャーナル評価

★招待講演

*棚橋 佳子1 (1.クラリベイト・アナリティクス)

最近の学術出版における最新動向とこれからのジャーナル評価について考察する。Clarivate Analytics社にはWeb of Scienceに収録するジャーナルを厳選する上で、1970年代から現在に至るまで一貫した選択基準がある。その選択基準を見ることで、グローバルに際立つジャーナルとなり、グローバルな視点でジャーナル運営を行い、日本発のジャーナルが戦略を持ってグローバルリサーチコミュニティに臨んでいくための視点を考察したい。さらにWeb of Scienceの論文データを地球惑星関連のジャーナル群にまとめ、ジャーナルの現状把握の基本となるベンチマークを提示する。また地球惑星科学関連分野において、Web of Science上のOAジャーナル現状を統計としてまとめ最近の傾向を見る。加えて、日本発ジャーナルの現状、興隆する中国や他国発のジャーナルの動向を地球惑星科学関連分野において最新動向を把握し、当該領域内でジャーナルのプレゼンスを高めていくための戦略策定に役立つ視点を探りたい。