日本地球惑星科学連合2019年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 U (ユニオン) » ユニオン

[U-06] 100周年を迎えるIUGGへの日本の貢献

2019年5月30日(木) 10:45 〜 12:15 国際会議室 (2F)

コンビーナ:中田 節也(研究開発法人 防災科学技術研究所)、佐竹 健治(東京大学地震研究所)、東 久美子(国立極地研究所)、座長:東 久美子(国立極地研究所)、佐竹 健治(東京大学地震研究所)

11:15 〜 11:30

[U06-08] 大気科学の100年:その成果と今後の課題

*中島 映至1 (1.宇宙航空研究開発機構)

キーワード:大気科学、100 years

IUGG(国際測地学及び地球物理学連合)の協会の一つであるIAMAS(国際気象学・大気科学協会)は、2019年にIUGGとともに設立後100周年を迎える。7月にモントリオールで開かれるIUGG総会等における記念行事や記念事業が行われる予定である。大気科学は、人類の生活に関わる様々な気象現象に関わる科学として古くから発展して来た。その成果にも社会に関わる重要な問題が多い。特に過去100年間には、気象予測基盤の確立、地球温暖化問題やオゾンホールなどの環境問題などへの対応などの大きな発展があり、その俯瞰は、我々が将来何をしてゆくべきかについて多くの示唆を得ることができる。本発表では、このような大気科学の過去と未来について語りたい。特に、この時代は、気候と環境変化の顕在化、災害の増加に伴って、観測と現象の理解がますます必要となっており、社会科学との協働などの他圏との協働などの課題が多い。その点についても議論したい。