[AOS17-01] The Role of AMOC in Atlantic Decadal Predictability
★Invited Papers
*Rong Zhang1 (1.NOAA Geophysical Fluid Dynamics Laboratory)
[E] 口頭発表
セッション記号 A (大気水圏科学) » A-OS 海洋科学・海洋環境
コンビーナ:望月 崇(九州大学 大学院理学研究院)、V Ramaswamy(NOAA GFDL)、森岡 優志(海洋研究開発機構)
これまで、MJOやIOD、ENSO、PDV、AMVなど、季節内から季節、経年、十年といった幅広い時間スケールの気候現象について、メカニズム理解とその予測に対する努力が重ねられてきた。それでもなお、個別の気候現象はもとより、異なる時空間スケールで卓越する諸現象の相互作用(例えば、熱帯低気圧とENSO現象の相互作用)や、複数の場をまたぐ物理プロセス(例えば、成層圏-対流圏結合や大気海洋海氷相互作用)の理解は未だ不十分であり、予測には大きな不確実性がある。第6期結合モデル相互比較プロジェクト(CMIP6)に関するデータが公開され、さまざまな角度から解析がおこなわれ始めた現在、変わりゆく気候とそれに伴う異常気象の頻度や強度といった特性変化の理解やその予測もまた、地球科学はもちろん社会経済学的に特にタイムリーな話題である。本セッションでは、季節内から十年規模の気候変動と予測可能性をターゲットにして、観測、理論、数値シミュレーションなど様々なアプローチによって得られている現在の知見を共有することにより、より良い理解と予測のために解決すべき問題点と進むべき方向性を明らかにする。
*Rong Zhang1 (1.NOAA Geophysical Fluid Dynamics Laboratory)
*Wei Zhang1、Ben Kirtman1 (1.University of Miami)
*片岡 崇人1、建部 洋晶1、小山 博司1、望月 崇1,2、大越智 幸司1、直江 寛明3、今田 由紀子3、塩竈 秀夫4,5、木本 昌秀5、渡辺 雅浩5 (1.海洋研究開発機構、2.九州大学、3.気象研究所、4.環境研究所、5.東京大学)
*村上 裕之1 (1.地球流体力学研究所/大気研究大学連合)
*Faming Wang1 (1.Chinese Academy of Sciences, Institute of Oceanology)
*神山 翼1、山上 遥航2、三浦 裕亮3、木戸 晶一郎3、建部 洋晶4、渡部 雅浩2 (1.お茶の水女子大学理学部情報科学科、2.東京大学大気海洋研究所、3.東京大学大学院理学系研究科、4.海洋研究開発機構)