JpGU-AGU Joint Meeting 2020

セッション情報

[J] 口頭発表

セッション記号 H (地球人間圏科学) » H-TT 計測技術・研究手法

[H-TT18] 浅部物理探査が目指す新しい展開

コンビーナ:尾西 恭亮(国立研究開発法人土木研究所)、青池 邦夫(応用地質株式会社)、横田 俊之(国立研究開発法人 産業技術総合研究所)、井上 敬資(国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構)

浅部の物理探査を用いている研究について意見交換するセッションです。浅い地下を計測をする場面は増えており,用途や道具が多様化してきました。探査手法や探査対象についての制限はありません。「浅部探査」の定義が分野により異なるため,探査対象の深度を地表下5cmから30mと,数字で明示しておりますが,厳密なものではありません。研究手法も,理論,現場記録,室内試験,数値計算等,多様な方法を歓迎します。過去の開催では,他学会の物理探査関連の研究発表の場と異なり,多様な目的,対象,手法を混在させており,ひとつの特徴としてきました。
浅部の物理探査の特徴のひとつは比較的簡単に検証や確認が行える点で、他の記録との整合性が問われる場面が多いことと思います。探査・解析・解釈について様々な角度から,異分野の方との意見交換を試みてられてはいかがでしょうか。また,地下浅部は地下水,人工構造物,生物活動など,人間の活動圏に近いという特徴があります。物理探査という道具を用いて何が見えているのか。各分野の専門知識を持つ方々と意見交換を行える場となることを目指しています。なお,本年度は3次元を議論の話題のひとつとします。