セッション情報
[E] 口頭発表
セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-IS ジョイント
[M-IS15] 南大洋・南極氷床が駆動する全球気候変動
コンビーナ:関 宰(北海道大学低温科学研究所)、岡 顕(東京大学大気海洋研究所)、野木 義史(国立極地研究所)、Robin Elizabeth Bell(Lamont Doherty Earth Observatory)
熱・水・物質の巨大リザーバである南大洋と南極氷床は、長期の全球気候変動の中心的役割を果たしている可能性がある。この「南大洋・南極氷床システム」を構成するサブシステムとしては,氷床と海の相互作用の場である棚氷、そこから流出する氷山、大きな季節変動をする海氷、海洋熱塩循環を駆動する南極底層水,活発な生物生産,そして3大大洋を連結する南極周極流などがあり、これらのサブシステムは相互に連動しながら地球規模の環境変動に重大な影響を与えていると考えられている。本セッションは、地球規模の環境変動を正確に理解するために必要不可欠である過去から現在に至る南極氷床変動、南大洋海洋循環、南大洋生態系変動に焦点を絞り、各サブシステムの挙動や相互作用に関する様々な分野の最新の観測やシミュレーション結果、新たな研究観測の提案等を総括的に議論し、 “南極氷床”と”南大洋”に関わる分野融合研究を推進する場とする。
*草原 和弥1、平野 大輔2、藤井 昌和3、Fraser Alexander4、田村 岳史3 (1.海洋研究開発機構、2.北海道大学、3.国立極地研究所、4.タスマニア大学)
[MIS15-04] Accurate chronology and climatic reconstruction around MIS 11 from the Dome Fuji ice core
*川村 賢二1,2,3、大藪 幾美1、青木 周司4、中澤 高清4、阿部 彩子5、齋藤 冬樹3 (1.情報・システム研究機構 国立極地研究所、2.総合研究大学院大学、3.海洋研究開発機構、4.東北大学、5.東京大学大気海洋研究所)
*菅沼 悠介1,2、川又 基人2、羽田 裕貴1、石輪 健樹1、香月 興太5、板木 拓也3、関 宰4、奥野 淳一1,2 (1.国立極地研究所、2.総合研究大学院大学、3.産業技術総合研究所、4.北海道大学、5.島根大学)
*松井 浩紀1、池原 実1、菅沼 悠介2,3、関 宰4、奥野 淳一2,3、大藪 幾美2、川村 賢二2,3 (1.高知大学海洋コア総合研究センター、2.国立極地研究所、3.総合研究大学院大学 複合科学研究科極域科学専攻、4.北海道大学低温科学研究所)